1980-01-29 第91回国会 参議院 本会議 第3号 近世においても、十九世紀ヨーロッパ諸国の植民地とされたアジア、アフリカの諸国も、今日はすべて独立の道を歩んでいるのであります。征服行為は結局は失敗に終わり、被征服者が勝利者となっているのでありますが、それでもともとということにはならないのであります。征服された民族にはぬぐうべからざる怨念が残り、これが世代から世代へと伝えられ、次の戦争の種ともなっていることを見逃してはなりません。 源田実